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hanekakusiのブログ

『猫とかわうそ』http://hanekakusi.web.fc2.com製作日記です。読書の感想も書いています。

つれづれ

知り合いの方が蚕を飼っておられるのですが、去年20匹購入したのが今年は500匹以上に増えたそうで蚕まみれになっています。蚕は人間が品種改良して作った虫なので、自然界では生きられません。何と枝につかまっておく事すらできません。しかし、いつも守ってあげなくてはならないか弱さが、飼い主にはだんだん癖になるようです。

その蚕なんですが、中に様子のおかしいのがいるのです。まだ全然小さくて子供なのに、何故か繭を作って蛹になってしまいます。それで羽化したのがすごくミニサイズなんです。低栄養というわけでもなさそうなので何だろうと思って調べてみたら、蚕には突然変異体の二眠蚕というやつがいるらしいのです。普通の蚕は四眠蚕で四回脱皮しますが、二眠蚕は二回脱皮するだけで繭を作ってしまい、小さくしか育ちません。ちなみにこの二眠蚕になる原因も明らかになっていて、幼若ホルモンという幼虫が成虫になるのを抑制する物質を産生する遺伝子があるらしいのですが、これが壊れると正常より早く繭になってしまうのだそうです。

ここまで調べて、遺伝子の突然変異だったのか、と結論付けようと思ったのですが、ふと気付きました。今回突然変異が起きたわけでなく、購入したのが元々F1だったのではないかと。確かめてみたら、日本の養蚕で使われている蚕はみんなF1だったんですね。よく考えてみたら常識かもしれませんが、全然思い至りませんでしたよ。

ところで、この飼い主の方はたくさん孵った蚕を半分、近所の某歴史公園に寄贈されていたので、ちょっとそちらの方が大丈夫か心配です。まさかF1だったとは。

 

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