日ノ岡古墳・珍敷塚古墳
浮羽市に行って来ました☆ 毎月第3土曜の午前と午後に、日ノ岡古墳・月ノ岡古墳・珍敷塚古墳・楠名古墳を巡るツアー(無料)があります。事前予約制です。ボランティアのご老人たちが案内してくれます。
日ノ岡古墳は諸星大二郎『暗黒神話』に自動催眠装置として登場した、同心円文が美しいミステリアスな装飾古墳です。色合いも比較的きれいに残っていますし、硝子越しでないのが良かったです。ただし、入口側ではなく天井から見る形になるので、壁面の装飾は見えにくいです。
月ノ岡古墳は石棺が見られるだけですが、ここからは立派な金の兜が出土していて、そちらの方が有名です。兜は貸し出されていなければ歴史資料館で見られます。
予想したより良かったのが珍敷塚古墳でした。道路工事で取り壊される寸前だったそうで、壁一枚しか残っていないのですが、そこに死者の魂を運ぶという天の鳥船が描かれています。写真よりずっと良かったですよ。少し退色はしてますが、色もきれいです。
楠名古墳は装飾古墳ではありません。戦時中は防空壕だったそうで、別の意味で歴史を感じる場所です。近くにある重定古墳の方を見たい気分でしたが、そちらは殆ど色褪せて絵柄が判別できないそうで、通常は保存のため非公開です。
ご老人たちは「こんなに凄いもんは他にどこにもない」とテンションMAXでしたが、本当に遠方からでも見に行く価値があると思います。ちなみに、秋に行くと地元名産の柿がお土産でもらえる事があるそうです。